音楽業界への提言

2002年7月23日
 Mr.childrenのヴォーカル、桜井和寿氏が小脳梗塞のため入院。年内のMr.childrenの活動は全てキャンセルとなった。

 Mr.childrenを知らない人はほとんどいないだろう。ヒット曲を連発するモンスターグループである。

 しかし、今の日本のモンスターグループといえば、モーニング娘。を中心とするハロープロジェクトを忘れるわけにはいかない。

 正直、モーニング娘。の曲は少しも良いと思わない。それでも、シャッフルした三組のグループ(名前は失念)はいずれもオリコンラインキングのトップ10以内に入っている。私の感覚と世間の感覚には乖離がある。

 もっと言うと、前述のMr.childrenや、B’z、GLAY、宇多田ヒカル、矢井田瞳など、チャートを賑わしている連中の曲も、そんなに好きじゃない。好きじゃないというのか、「一度聴いたらそれでいいや」という気持ちになる。何度も聴こうとは思わないのだ。

 音楽はもはやただのビジネスである。各レコード会社は、「消費者が求めているもの」を考え、それに合わせた商品戦略をする。以前は、アーティスト(この呼び方嫌いなんだけどなぁ)が「おらおら、俺の歌はこんなんだぜベイビー。俺について来い!」みたいな感じだったのに、最近では「あなたのご趣味に合うように仕立てました」という空気を感じるのだ。

 ブロードバンド化とファイル交換ソフトの普及により、音楽はネット上でデジタル情報として取り扱われるようになり、家から一歩も出なくとも、最新の曲がダウンロードできる状態である。

 もちろん、この件に関しては著作権などが大きくからんでくるけれども、それでも、レコード会社にとっては死活問題である。それゆえ、消費者に媚びた商品戦略になるのは仕方ないのかもしれないが。

 ファイル交換でダウンロードした曲を聴いた感想は「音が悪い」である。mp3に圧縮されてるし、固形でない音楽を聴くのは変な感じがした。

 レコード会社様へ。本当にいい曲を出せば、CDの売上も上がるでしょう。消費者に媚びず、ぐいぐい引っ張っていけるような人材の発掘に勤しむ必要はありはしませんか?

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