あの頃の僕に

2002年10月13日
 ♪抑えきれない想いや、人が泣いたり悩んだりすることは生きてる証拠

 全部を書くと著作権に抵触しそうなのでここらにしておきます。いや、一部でもダメなのか。訴えられたら負けるのか。カツ丼食えるのか。まあいっか。

 とにかく、冒頭の詩はFIELD OF VIEW(以下FOVと略す)というバンドの「君がいたから」という曲の歌い出しである。

 中学生の頃、俺の一番好きな音楽屋(アーティストという呼び方に抵抗を覚えるのね、俺)は間違いなく彼らであった。「突然」がポカリスエットのCMで流れたときに、その耳に残るメロディに惹かれ、近所のレンタルショップでCDを借り、一度聴いて最高に好きになった。テープに録音した音源を、何度も何度も巻き戻し&再生していた。

 ところが、最初は非常によいスタートを切ったFOVも、「DANDAN心魅かれてく」以降はセールスにも恵まれず、同級生には「まだそんなの聴いてるの?」と言われる始末。

 俺は声を大にして叫びたかった。

 売れてる音楽だけがいいわけじゃない。GLAYを聴いてたら、ミスチルを聴いていたらお前は偉いと言うのか。

 でも、そんなの所詮敗者のひがみに過ぎなかった。ファンが少ないということは、価値観を共有できる人が少ない、ということ。今思えば、この頃からすでに「アンチメインストリーム」の根性が芽生えてきたのだと思う。

 そんな甘酸っぱい思い出と、ビタースイートな感情が、the FIELD OF VIEWのラストDVDを見ていると湧きあがってくる。

 彼らは、今年、解散する。

 「突然」のプロモーションビデオ。若い浅岡氏。長髪の小田氏。セットが後期よりややシンプルな小橋氏。久々に見ると「明らかに浮いてるなあ」な安部氏。

 そして、ミドルティーンの頃の自分。

 今の自分と重ねてみたとき、どちらが大きく見えるのかな。

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